心友。~友達の彼氏をスキになった。~

藍に無理矢理キスをして過呼吸に陥れた自分を、マリアはどう思うのだろう。


せっかく自分のもとにとどまってくれた気持ちは、あっけなく消えてしまうのだろうか。


(自業自得やん…俺)



ただ、藍とマリアの関係を考えると『しんどいから内緒な』と言った藍の気持ちを、軽率に踏みにじるわけにもいかない。




「どうしよう、ウチのせいやわ」


隣でマリアは慌てていた。


「藍は男子が苦手やって知ってたのに、悟なら仲もええし大丈夫かと勝手に思って…。ずうっと発作も治まってたのにどうしよう」



マリアは両手をギュッと組んでお祈りのポーズのようにし、そこに額を押し付けていた。




< 156 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop