甘味な罠に捕らわれて【BL】


「怒ってる?」

「…」
(当然だろ)

俺は返事をしてやらない。
言い訳する暇なんかやってたまるか。

「いーじゃん修二が勝つかもしんないだろー?」
「…んな問題じゃねーだろ」

「…あ、喫茶店そこだけど」
「そんな気分じゃない」
「…修二…」

圭祐はイイ奴だ。
それだけは間違いない。
だた、俺が賭け事が好きではないだけで。

「俺が女の子だったら、間違いなく修二にチョコあげるよ」

「…は!?」
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