アイドルな彼との恋語

駅の改札口。





さすがにホームまで行くのはあれだったんで、ここで別れを告げる。











「それじゃあ。道中お気をつけて」







もう二度と会うこともないだろう。






バイバイと手を振ろうとかざした手がそのまま引っ張られる。






そして。











「ん…!?」






クチュッと響くリップ音。





駅の改札口で。






人目も気にせずこのアイドル様、堂々とキスをかましやがりましたよ。

< 36 / 224 >

この作品をシェア

pagetop