その涙も俺のもの
「美優、俺―…」



ガラッ!




勢いよく扉が開き、図書室の先生が入ってきた。


彼は私から離れると、


「ごめん、ほんまに忘れて?」



それだけ言って去っていった…




その日から、私といお君の距離は、


何故か少し離れてしまったんだ…


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