その涙も俺のもの

涙が枯れるまで泣いた。



いお君と話さなくなり、

自然とそれが「普通」って言えるようになってきた頃。



私に新たな芽が出てきた。





それは、新しい恋の始まりを思わせる予感。



相手は奏先輩の友達

行方 和葉(ナメカタ カズハ)先輩。


和葉先輩は優しくて、すごく大人。



バイトでミスをしたときも、優しくフォローしてくれて頼りになる先輩。


そんな先輩から、思わせぶりな発言をされた。


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