その涙も俺のもの

離れたくない

その夜、私は夢を見た。



分かれ道に立っていて、

いお君と海人が立っている。



海人は優しく手を差し伸べていてくれて、いお君は後ろを向き歩き始めた。




「いお君、待って!!」




叫んでも声は届かない、

私は諦めて海人の方へと進む。



しかし…



ふっと海人の姿は消えた。


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