運命の初恋愛
#24 【手紙】
「えっ!? さ……佐伯くんっ?」


あの辛い別れから、約1ヶ月が経った、11月。


気持ちが沈んでいる分、よけいに、冷たい空気が肌に突き刺さる。

そんな中。
仕事も終わり、家でくつろいでいたら。


ピンポーン。


玄関のチャイムが鳴って、出てみると、意外な人物が立っていて驚いた。



「佐伯くん!? ど……どうしたの、急に……?」


「木崎っ……今、何時っ?」

佐伯くんが、いきなり聞いてきた。



「2時半……だけど」


私が答えると、


「まだ大丈夫だな」


そう言って、少し真面目な顔で、話し始めた。


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