運命の初恋愛
「――忘れて……」


ようやく絞り出した言葉。


それは――。



「僕の事は、忘れてくれって」



そう。


ジュヨンの想いとは、正反対の言葉だった。



ごめん、ジュヨン。
ごめん……。


私……嘘をついた――……


本当に、最低な人間です……。




――ジュヨンが、あなたとはもう会いたくないから、サヨナラを伝えてくれって――



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