星にキス。




毎回、お土産とかもらっていた。

今でも部屋の中を探せば、どこかに眠っているかもしれない。


「翔は、中学生の時過ごしたその1ヶ月の生活が忘れられなくてね…… “高校は、海外にいきたい”って言い出したの」


なんて、好奇心旺盛なんだろう。

海外なんて、あたしからしたら未知の世界。


「当然、お母さんもお父さんも反対だった。 でも、翔のあまりにも真剣な頼みで…… あたしたち、両親が最終的には折れることになって」


すごい―――。

ただ、その一言しか言うことは出来ない。


海外ってことは、英語だし…… 知っている人はだれもいないはずなのに、そのような土地に行っちゃうなんて。

あたしには絶対に出来ない―――。


「翔を一人、海外に行かせるのは不安だったから、お父さんの単身赴任先近くの高校に入学。 お父さんの単身赴任も翔の高校卒業まで延ばしてもらっていたわけ」




< 134 / 155 >

この作品をシェア

pagetop