ちょびっと青春。

ちゅう♪

『ただいま~。』

『おじゃましまーす!』

『あら♪いらっしゃい!久しぶりね~。』

『あ、ども。お久しぶりです♪』

『あがってあがって。今お菓子持っていくから、部屋で待っててね♪』

『い、いや。おかまいなく。』

『行こっ!「ハム太郎」元気にしてるかなっ♪』

『…ハム助じゃないのかよ。』

『ハム助~♪ただいま~。』

『こいつかぁ。ジャンガリアンハムスターかぁ。』

『え?詳しいね?ま、まさか!』

『な、なんだよ?』

『ハムスターマニア!?』

『…なんだよそれ。いやオレも昔同じの飼ってたからさ。』

『奇遇だねぇ。まだ飼ってるの?』

『いや、生きてたら5~6歳だなぁ。ちゃんと庭に埋めてあげたよ。』

『…そっか。ハム助はあと50年は生きないとねぇ♪』

『…いや、普通に無理でしょ。』

『おねーちゃん?』

『あ、な~にカナ?』

『…その人誰?』

『うわ、めちゃめちゃ警戒されてんなぁ。』

『おねーちゃんの友達だよ!これウチの妹のカナ。小学4年生です。』

『こんにちはカナちゃん♪よろしくね!』

『…おねーちゃんのカレシなの?』

『…。』

『…。』
< 12 / 31 >

この作品をシェア

pagetop