俺はお前だけの王子さま
「あのさ…」


勇気が私におねだりの目をする。


「ん?」

「俺…サッカーしていい?」

「あぁ、スポ連?」


勇気の小学校は高学年になるとみんなスポーツ連盟に入る。


簡単にいうと部活。


バスケットかサッカーか水泳を選ぶらしい。


「うん…。」


ちょっと申し訳なさそうな勇気。


きっとお金がかかる事を気にしてるんだ…


「もちろん良いよ。」

そんな勇気に私は笑顔を見せる。


「ほんと…?」

「うんっ!」


勇気の顔が輝いた。


勇気にはのびのび育って欲しい。



お金…なんとかしなきゃ。


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