俺はお前だけの王子さま
「はぁ?またあの子…。ほんとムカつく!」


加奈子が横でキレる。


「はは、もう良いよ」


苦笑いでやり過ごすけど
やっぱり傷付く。


直接的なイジメは無いけど、
こういう事が重なって、

なんだか少し疲れてしまった。


明日から夏休み。


いろんな意味で嬉しかった。




「夏休みなら家事の合間に遊べるでしょ?気分転換に海でも行こうよ」


加奈子が明るく誘ってくれた。


「うん!行きたい行きたいっ」


私と加奈子は笑いあった。


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