俺はお前だけの王子さま

負けたくないの

―――…



高校に近付くにつれ、周囲の視線が痛くなってきた。


なんで王子くんが誰かと一緒に登校してるの?


もしくは


あの子って水梨くんの彼女じゃなかった?


そんな好奇の視線。



「気にすんなよ。」


私の変化に気付いたのか王子くんは前を見ながら言った。


「関係ない奴には好きに言わせときゃいい」


平然とした態度の王子くん。


王子くんは…

きっともう注目を浴びるのには慣れっこなんだろうな。


「うん…」


うん、と返事をしたものの…

私にとってこの視線はやっぱり痛いや。










王子くんと水梨くんはさすが
学園の2大王子様で。


良い噂も悪い噂もすぐに回る。


あの2人に彼女が出来たらしい

そんな噂は瞬く間に流れ



3日も経つと高校のほぼ全員がそのことを知っていた。


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