俺はお前だけの王子さま
『は……?』


よく聞くと、オフィスのメンツも口々におめでとうやら何やら言っている。


『な…なんだよこれ』


少し赤くなる俺の背中をケビンが強引に押す。


『照れるなよ!目撃者がいるんだぞ』


ケビンが目配せすると受付嬢のジェニーが言った。


『私、春馬がTIFFANY&Coに入るの見ました!』


『……!?』


『まぁまぁ、ここにいるメンバーは多分日本には行けないから…』


ケビンはがっちりと太い腕で俺の肩を抱くと、用意されたシャンパンを軽く掲げた。


『せめて今夜、祝わせてくれよ』


ケビンの暖かな一言に。


『『『乾杯』』』


全員が口々と言い、パーティーが始まった。


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