ね、先生。
合宿 -2日目-
「・・・やっぱ腫れてるな。 病院行こう。」


結局、昨夜私は病院には行かず、職員室にあったシップで手当てをしてもらった。しかし、朝になると、私の足は靴が入らないほどに腫れ上がっていた。


「骨には異常ないと思うんだけど、、、酷い腫れ方だな。 アザになってきてるし。」

「・・・ごめんなさい。」


私が謝ると、先生は私の頭をポンと叩いて微笑んだ。


「車、ここまで運んでくるから。
 ・・・そうだな、、、沢田! お前、病院について来い!」

「・・・え?」


先生は意外な人を呼んで、

私のことをその人に任せ、職員室へと車の鍵を取りに行った。



「・・・。」

「・・・。」


少しの沈黙の後に、


「・・・ごめん。桜井。」


沢田くんが小さな声で言った。


「ううん。もういい・・・。」


私も小さな声で、返事を返した。

そして、

沢田くんと私の目の前に、先生の車が停まった。
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