ね、先生。
5人一列になって、呼ばれた教室へと入っていく。



右から順番に自分の名前と在籍中学を言い、席に着いていく。



私は3番目。


前のふたりの様子を下手に見れる分、

自分の知識との違いがあったり、

それがどっちがあってるのかが気になり、

ただでさえ自分に自信の無い私は頭の中が混乱してた。


「・・はい、次。」

「あぁ、はぃ。

 海都中学、桜井 葵です。」

「はい。じゃ、座って。」

「・・はい。」


目の前のイスに腰を下ろす時、私は一人のメガネをかけた試験官と目が合う。


・・・それが先生との最初の出逢いだった―。
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