ヤクザ×極道娘



俺は裏口から家に入り、部屋のベッドに寝転んだ。



「よう。和也、話がある」


ノックもせずに入って来たのは瑠衣。


「何だよ?」


コイツの"話がある"にはいい話が一つもない。


「香山梨花のことだけど…」


「香山梨花?」


「あぁ。俺らが世話んなってる極道家、香山さんとこの娘だ」


「そいつが、どうした?」


「なんか…狙われてるらしいんだ」


「…は?何に?」


「鬼龍会」


鬼龍会-キリュウカイ-!?



< 96 / 183 >

この作品をシェア

pagetop