ちいさなたからもの
帰りの列車の中。



桜は疲れて眠ってしまった。



「いい顔になったな、浩平」



不意にそう言われる。



「・・・そうかな?」



「ああ。この旅行の最初とは比べ物にならないくらいな」



「・・・そうだね」



母さんがいないのは、悲しいけど。



俺たち家族なら、きっと大丈夫。



最後には、こうして笑っていられる。



ずっとずっと作っていこう。



今日からの思い出を・・・



家族3人で、幸せになるために。



< 43 / 43 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

last~舞い散る雪の羽根~

総文字数/17,419

恋愛(その他)36ページ

表紙を見る
それは、輝く星空のように

総文字数/102,707

恋愛(その他)265ページ

表紙を見る
永遠の翼

総文字数/89,323

ファンタジー230ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop