ハーレムプリンセス

「まぁ、いいじゃねぇか!追い出されなかったんだからよ」


『そうだけどさ〜…!輝には分かんないよ!この羞恥!』


「そりゃぁ、分かんねぇよ。俺は姫じゃねぇから」


『ムキー!!!!』







一つ変わった事と言えば、輝が新しく護衛に加わった。






結局部屋は隼人と同じ部屋で、アタシの努力は無になった……。






いいけどさ…別に。







『てかさ、輝と隼人って仲良いの??』







ふと、思ったから聞いてみた。







「あ?まぁ…一応親友なんじゃね?」


「一応って何だよ〜。俺等は運命の赤い糸で結ばれてんだろうよ〜」


「そうだったな!!」






隼人のノリに合わせる輝。
いや…もしかしたら合わせてるんじゃなく、輝もこのノリなんだ。






「やっぱ、輝だわ〜。寂しかったんだぜ?ひーくん!」


「待たせたな!はーくん!」


「ひーくん!」


「はーくん!」














………………キモッ。






あ、ごめん。
つい、心の声が出ちゃった。







< 115 / 121 >

この作品をシェア

pagetop