ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜



無言で自宅に帰る。

リビングで顔をやっと合わせた時、お互いに「フッ…」と、笑いが込み上げた。



「悠陽?いつもありがとう…」



私は笑いが治まるなり、悠陽に頭を下げた。

悠陽には、元ちゃん以上に支えられて来た。

トラウマは、元ちゃんにしか、克服させる事は出来なかったと思うけど、今までの人生は悠陽が居たからこそ。

これからもまた、悠陽にも、お世話を掛ける事は、確実だけど、ちゃんと返して行くよ。

元ちゃんにも。

ありがとう―――…。





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