ざけんな!〜イケメン教師VSぽっちゃり生徒〜
悠陽の足元に散らばるラブレターを拾い集め、悠陽に渡した紙袋へと収めると、「やる」と言われた。



「や、いらんちゅーの!;;
自分が貰ったんやろ」



「古典的な古作に飽きたんや」



…“古典的な古作”…何が言いたいんや?;;

私は紙袋を抱え、悠陽の後を追った。

ラブレターを数枚だけ取り出し、名前を確認する。



「あー!!」



そして私は叫んだ。



「なんやねん、いきなり;;」



悠陽は耳を塞ぎながら、私に近付いて来た。

私は悠陽にピンクの可愛い封筒の裏面を見せた。

裏に書かれた文字…
“松岡明菜ーマツオカアキナー”…――。
< 2 / 199 >

この作品をシェア

pagetop