ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
四天王?
◎優衣



汐莉とも元に戻って1ヶ月が経った。





「優衣…いい加減大人になりなさいよ。」

「なっ…!」

「キス止まりって…アンタ一応20歳過ぎた大人と付き合ってんのよ?」

「うっ…!」

「若頭のこと好きなんでしょ?」





そうだけどさ…。





現在、汐莉に説教されてる。




前の誘拐のときした駿とのキス。




実はあそこから一歩も進んでない。





「つーか、大体さ、付き合ってるとどんな事するんだよ?」

「例えば、手繋いだり、デートしたり、キスしたり、大人の階段登ったり?」






一個しかクリアしてねぇ。





「そーゆう雰囲気になんねぇし…。」

「デートは?」

「したことない。」

「はぁ?」

「駿ってあれでも若頭だからさ、仕事忙しいんだよな。」

「でも1つ屋根の下じゃん。」






1つ屋根の下?




まぁ、そうだけど…。





「山寺組のヤツらいると合宿みたいなんだよな!楽しくて。」

「2人になったりしないの?」

「あんま。たまになっても普通に話すだけだな。」





頭を抱えた汐莉。




え、なんか変なとこあったか?




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