ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
強く
◎優衣



「ってわけ。悪いな、いっつもこうゆうのに巻き込んで。」

「いいよ。それより、珍しく若頭が送ってきたと思ったら…四天王か〜。」






今日は駿が送ってくれて、今は駿が汐莉に状況を説明してた。





って、あたし狙われてんのか。





知らなかった…。







「じゃ、優衣。勉強頑張れよ?」

「う…。」

「じゃあな!」






駿はあたしの頭をポンと叩いてから帰っていった。





なんだよ…。




最近、前よりもっと駿にドキドキするんだ…。





「だんだんカップルらしくなってくわね。」

「そ、そうか?」





汐莉と話しながら歩き出そうとしたとき。




1人の女が立ちはだかった。




…コイツ…強い。






「おはようございます。麻野…優衣さん?」

「…誰だ?」

「四天王の…青山奈津って言えばわかるよね?いくらバカでも。」





ムカッ。




てめぇにバカっていわれる筋合いねぇし。





…つーか…こいつが青山奈津…。





「何の用……ですか。」

「敬語、使えるんだ?」

「質問してんのはこっちだ。」

「バカは沸点が低いからイヤなんだよね…。」






いちいちイヤミだな!!





けど…今はまだ手を出してはいけない。






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