ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
病院生活
◎駿



「優衣!」





何が…起こった?




ただわかったのは、優衣から血が大量に出てる。





「…ゅん!駿!!」

「宇佐…。」

「もうすぐ救急車来るから!」

「そうか…。優衣…。優衣…!!」

「とりあえずで血を抑えてるから…。」

「汐莉…ありがとな。」





汐莉が傷口を押さえてた。




横を見ると、刃物を持った男を八雲と龍が縛り上げて殴ってた。





「コイツがやったのか。」

「駿…。」

「そうだよ。コイツ。」

「お前さぁ…死んでくれねぇか?」





俺は殴りまくった。




俺の意識が飛びそうだ。




「駿!!もうこっちは良いから優衣のところにいてやれ。」

「あとは任せてよ。それなりの罰を与えるから。」

「…わり。頼んだ。」





龍に抑えられて正気に戻った。




やばいな、俺…。





「来た!!」





救急車に乗って病院に。




辛そうだな、優衣…。




守ってやれなかった…。




病院についたら、優衣はすぐ集中治療室に入れられた。





「優衣…。」

「若頭、あたしが優衣の両親に電話してこようか?」





そうだ…。




両親に…。





「いや、俺がする。」

「駿!」

「なんだよ。」

「お前のせいじゃない。」





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