ヤンキー彼女とヤクザ彼氏
◎優衣



次の日。




あたしは白峰に会うために学校に来たようなもん。





「優衣!聞いたよ、いろいろ。」

「汐莉…。汐莉は大丈夫か?」

「あたしはね。宇佐いるし。それより…。」

「あぁ。あたし、会ってくるから。身の回り、今まで以上に気を付けろ。」

「う…ん……。」





汐莉は心配そうな顔。




ごめん、迷惑ばっか…。




「じゃ、行ってきます。」

「うん。」





カルテットが拠点にしてる空き教室。




教室のまんなかにドカンと置かれたソファー。




そこに座ってる…白峰。





「いらっしゃい。」

「…そのソファー、悪趣味だな。」

「そう?」





余裕がある口ぶりがイライラする。




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