分岐点
一日目
ピピピピピピッ! いつものアラームで目を覚ました。学校に行くまではまだ小一時間くらいある時間に起きて朝から犬の散歩に行くのが日課だった。ボケ〜っと散歩してると、夢を覚えてる自分に気付いた。その夢はめっちゃ短くしか覚えていなかったんだがそれは小さいときにおやじと見に行った花火大会の時の夢だった。しかもなぜか自分を見下ろしていたとこを考えるとおやじ目線の夢。そして一つの言葉が頭に残っていた。
「早よ大きなれよ」
ちょうど一年くらい前に親父は病気で死んでいた。一年くらいたつとおやじのことなんかあんまり思い出したり考えたりすることなんかなくなっていたんだが、この時ばかりはおやじとのいろんな思い出を思い出しながら散歩をしていた。なんかちょっとブルーな気持ちになってきて学校に行くのがあんまり乗り気にならなくなってきたから定時に家は出たんだがその日は学校には行かずサボッて一人で町を放浪していた。
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