〔短編〕Love letter

届かないラブレター

次の日。


「愛海ー!聞いて!!」


朝、学校に行くとテンションの高い亜紀が駆け寄ってきた。


「彼方くん、あたしの告白にOKしてくれたよ!
なんか、向こうもあたしのこと好きだったみたい!!」


そっか、上手くいったんだ…。

私の長かった恋は終わり…。


「愛海、どうしたの?」


ボーっとしていた私の顔を覗き込んで心配そうに言った。
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