Call me...

Mizuki side




あいつ遅ぇな...
まさか初日から寝坊とか?
普通に考えて論外だろ?


俺は玄関先で待つのが耐えられなくて
かのの家のピンポンを押した


......ピンポーン


『...はーいっ!...あら?
 みーくん?どーしたの?』


「なかなかかのが来なくて...」


『ごめんなさいね?
 寝坊でもしてるのかしら?
 中に上がって神音を呼んでくれる?』


俺は仕方なく頷いて中に入った


「...お邪魔しまーす」


2階に上がってすぐ左側に
かのの部屋がある


...トントン


ノックをしても出てくる気配はない


俺は意を決してかのの部屋に入った


ガチャ


「鍵くらい閉めろっつーの」


そう言いながら
俺はかのが寝ているベッドに近付いた


無防備に寝ているかの...
足も細くて長くて色白


昔はこんなに女らしくなかったのに...
いつの間にこんなに成長したんだよ?


......女の成長ってすげぇ


って感心してる場合じゃねぇだろ
俺は変態かよ?(笑)
さっさとこいつ起こさねーと


「かのっ!かのっ!...」


何度呼んでも返事がない
死んでんじゃねーかって思うくらい...



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