センセイと私の不可思議恋愛



姫華ちゃんも来て、3人でバッチリ着替えて、職員室へ。



「みっどりかわ先生~!準備完了です!」



ハイテンションな私達に、渋い顔した緑川。




「こら。職員室では真面目にしろ。練習中はあほでもええから」





お得意の頭コツン!!




3人をキュンとさせたところで、グラウンドへ向かう。





「あ、入部希望者忘れてた。ちょっと迎えに行ってから行くから、先に行ってて」



緑川は、体験入部の生徒を迎えに行ってしまった。


体育館の前に集合しているらしい。




「何人くらいやろ。10人もおらんのちゃう?」


「うちらの練習厳しかったしな!ははは」



市民グラウンドに向かってると、どんどんドキドキしてきて・・・・・・




「あぁ、どうしよう。先生として黒岩に会うの久しぶりやし、緊張する」



私は歩く速度がどんどん遅くなる。



「ふふ。いつも私のことからかってる萌ちゃんが、今日は別人やな~」



姫華ちゃんは、私の背中をコチョコチョしてくる。



「だってぇ。サッカーしてる黒岩、めっちゃかっこええねんもん」



とノロけてみる。









市民グラウンドでは、中学のサッカー部がもう練習を始めてた。



黒岩の姿は見当たらんかった。




「どこにおるんやろう」


キョロキョロしていると・・・・・・





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