センセイと私の不可思議恋愛






楽しかった1年間が終わってしまった。




イケメン教師3人のことを、必死で追いかけて恋をした私達。





あの日々は夢やったんかと思う。



現実味をおびた日々が訪れて。




ただただ、サッカーと勉強の繰り返しやった。






青山と姫華ちゃんは最後にふたりで話をした。




そこで、姫華ちゃんは「好きでした」と言うことができた。





ほんまは「好きです」と言いたかったのに、と泣いた姫華ちゃんが忘れられへん。



青山の為に、過去形で告白した。







次の高校でもキャーキャー言われてるんやろうな。




うちらの青山やったのに。



なんか寂しい。




でも、青山が言ってくれてん。




“裏の顔を知ってるのはお前ら3人だけやから”って。







卒業式の後に、会いに来てくれるって約束してくれた。




それまでにも会議とかでこの高校に来ることもあるらしいって聞いたけど、今までみたいにアホな話したり、“姫華ぁ~”って姫華ちゃんを追いかける姿はもう見られへん。






仕方がないことやってわかってる。



自分の思い通りに行くわけなんかない。





クラスも3人バラバラになった。





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