SugarⅡ
「は?何それ。」
眉間にシワを寄せて、少しキレ気味の有明。
「姫仲さん、人の気持ち考えないから嫌われてるのよ。」
気にしない。
気にしちゃダメだ。
「有明君もそんな子と一緒にいたら変な目で見られるよ。」
気にしちゃダメ…!
――――――――バァンッ!!!
「っ!?」
隣で大きな音がして、体がビクリと震えた。
有明の拳は机の上を叩きつけていて、その迫力に、クラス全員が圧倒されていた。
「勝手なこと言ってんじゃねぇぞ。 おまえらさ、自分達のせいだって思ったこと1回もねぇのか?」