SugarⅡ


「だからさ…」



―――――――ギシッ…



「いいコトしない…?」




課題ほっといて何言ってんだか←



さっきまで読んでいた雑誌が、音を立ててベッドから滑り落ちた。



あーあ、せっかく久しぶりに遊びに来て、わざわざ待っててあげてたのに



何やってんだ。




「そんなんだから、いつまでもバカのままなんでしょ。」



表情を変えずにそう言うと、涼の顔は少しだけ歪んだ。



「………襲うぞ」



あ、襲われちゃう←



「課題終わってからにしようよ」



腕の隙間からすり抜けようとするものの、涼はその隙を見せない。



「課題は後でいいんだって」
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