悪魔的ドクター
今何が起きてる!?
限界って何!?



この数日の先生
どうしちゃったの?


ドキドキさせられっぱなしで
こっちが限界だからッッ



「えーッと…」



あ〜…困った。

そんないきなり…
心の準備が出来てないから。



先生は
抱きついたまま離れないし
動かないし…



それになんだか…



「…重い」



なぜか徐々に体重が掛かり
重みを増す。


そしてついに
背中にあった先生の手は
だら〜んと力無く離れ
更に重みが加わった。




まさか先生
気を失ってる?



「先生!?」



またも悪い方向に考えてしまったあたしは、もう止まらない。



半分泣きべそになりながら
抱きつかれたままの状態で
先生の肩を叩く。


だけど反応がない。

怖くて頭の中が白くなる。



「先生ッ、起きて!しっかりしてッッ!!」



思わず必死になり
声を掛け続けていると
耳元から『んー…』と
寝ぼけた声が聞こえてきた。


そしてそのすぐ後
『すーッ、すーッ』と
静かな息遣いが聞こえてくる。





もしかして先生…
寝てる?






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