とある烏の物語

あおいめのおんなのこのおはなし

その家は全体が青でした

壁も庭も屋根も

すべてが青色でした

からすは考えました

『こんな青色だったら自分の白は目立つだろう…

でもこんな青色の家に住むひとはどんなひとなのだろう』

からすはそう思い2階の窓から中を覗いてみました

するとなかも青一色でした
でも一つだけ青ではありませんでした

それは少女の肌でした

でもその少女は目が青く髪も青色でした
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