姫が僕を好きな理由。
てのひら

勇気side



彼女はご機嫌斜めのようだった。

僕に顔を近づけて
ぶすっとした。


「勇気!私の話聞いてる!?」


「あ、うん。聞いてるよ。」

「絶対聞いてないじゃん。」


彼女はもっとふくれっ面になった。

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