Best Love
一目惚れ



「優子、大丈夫?やっぱりついて行くよ。」


昼休みが終わる少し前、夏海ちゃんの言葉に甘えて、保健室に行く事にした。


「ありがとう夏海ちゃん。大丈夫、一人で行けるよ。」

「でも・・・・」

「本当に。」

「・・・・分かった。いってらっしゃい。」

「うん。」



絵真ちゃんにはさっき散々謝られた。

絵真ちゃんは何も悪くないのに、絵真ちゃんまで泣きそうな顔をしていて、私は少し、笑ってしまった。


茜ちゃんも凄く心配してくれているみたいで、

「後であのバカ原ぶん殴っとくから。」

と、初めて先生に対して暴言をはいた。


その気持ちが本当に、嬉しかった。






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