桜
俺がレポートを書いているとケータイに着信がはいった。
【彩】
「……彩かぁ。…もしもし?」
「桜祐君っ!久々〜♪」
「先週会っただろ」
「彩、毎日桜祐君に会ってないと淋しいんだもん」
「…それだけの電話〜?」
「それだけって…、桜祐君の声めっちゃ聞きたかったの〜!」
「はいはい、…俺今レポート書いてるんだよな」
「あ…、そうなんだごめん!」
「早めに…」
ガチャン!
彩との電話の最中、風呂場から何かが落ちるような音がした。