ダンデリオン*リング ~真心の愛~
「「「・・・・・・・」」」


誰だろ?廊下で派手にこけたみたいだけど。
もしかして・・・・?
んなわけないか。うん。
由香はそこまでドジじゃないでしょ。多分・・・。


誰がこけたのか??

--------------------廊下・side------------------------


『おい、由香大丈夫かよ!!!』


『うん、大丈夫だよ・・・。
 足に擦り傷できただけだから・・・。』

やはり由香が廊下で派手にこけたようだった。


『立てるか?
 ほら、俺が起き上がらせるから手かして』

そういうと、浩史は由香に手を出した。


『一人で立てるから。
 心配ないよ、浩史くん。
 よいっしょ・・・・・・』


『擦り傷、ひどいぜ!!
 血が流れてる・・・。
 保健室に行かないといけないな』

『いいよ、ティッシュで抑えとけば、そのうち乾くから
 大丈夫だよ』


『駄目だ。後で化膿したらどうするんだ!
 俺と一緒に保健室に行こう、なっ?』

『でも、もうすぐ予鈴がなるから早く教室に入らないと・・・』


『予鈴か。荷物だけ置いて行くか』

『うん、そうだね。
 ごめんね?朝から迷惑かけちゃって・・・』


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・・・・・・由香としろし。
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