訳アリLife(仮)

『凛って…養子なの?』


 
 あの紙を見た後、リビングに戻った。



『凛…?
 何、言ってるの…?』



 
 お母さんが手を止めた。



『…凛って、お父さんとお母さんの子供じゃないの?』

『凛!
 何言ってるの?!』

『じゃあこの紙何?!』

『…っ!
 
 そんなもの、どこに…』




『凛の部屋の押入れにあったの』




『ま、待って。
 凛はちゃんとあたし達の子供よ?

 そんなの、何であるのかしらね?
 あらあら~、こんなものはお母さんがもっててあげるわ』


『凛はお母さんから生まれたの?』


『…凛?
 当たり前でしょ?
 
 凛はお父さんとお母さんの子供よ…?』


『そっかぁ、
 そうだよねっ!』


『えぇ、そうよ』



 
 あの時、もっと疑ってれば良かった。


 疑っていれば、あんな辛い思いをすることなんてなかったのに…

< 62 / 292 >

この作品をシェア

pagetop