ギターとアナタ
「えーっと、1年C組はどこだ〜?」
まゆうが楽しそうだ。
「こっちじゃねー?」
「あ!あったよ〜祐希!」
ガラッ
教室のドアを開けると
もう人が沢山いた。
「祐希〜…」
「ほれ、友達作るんだろ。行きなされ。」
「だって無理だよ〜。」
とりあえず、席についた。
僕も友達作らなきゃ。
はぁ…めんどくさ。
なんたって僕は、ギター
さえあればいいのだから。
中学時代も、まゆう以外
これといって仲の良い友達がいなかった。
あまり興味がなかったのだ。