恋するマッシュルーム

だって、


それも仕方がないのだ…


なぜなら…


愛しているんだから。


この目の前の、


クソキノコ野郎を愛しているんだから。



「コーヘー熱烈なお返しありがとう…。おかげであやうくアゴが外れる所だったわよ!この傍若無人マッシュルーム野郎!」



って…そんな風に、またいつも通りに、


ついつい罵り合っちゃうそんな愛し方もアリですか?



『気に入ったなら2個目も食わせてやるぞブサイク。』



ええ、ええ、まぁ、こんな愛され方もアリですね。



どんなに罵り合っても、テーブルの上で強く繋がれた手は離れないから。


コレはコレで、


結局は、


とっても、


ホットな、


ハッピーホワイトデー!!!











「来年はチョコトリュフじゃなくてマツタケを寄越せキノッピー。」



『…コロすぞテメェ。』








【fin】

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