27年後の王子様








「あっ!し、信号っ青です!」




咄嗟に言うと、路木さんは私から手を放す。

何事もなかったみたいに。









私は焦っていた。



そんな筈はない。












そんな筈はないのに――キスされるんじゃないかと思ったんだ。















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