幼なじみ

「結衣。
　目瞑ってて。」

「え、あ、うん。」



それから…。



「きゃっ。」

「目瞑ってろ。」

「恥ずかしいよ…////」

「いいから。」



お姫様抱っこだれた。



「目ぇ開けて。」

「わぁ…。」



丘の頂上にいた。



「やばいよ…悠仁。
　綺麗っ!!」

「だろ?」

「嬉しいっ。」

「こんだけですむと
　思うなよ?」

「え?」



ストン



「結衣。」

「ん?」



ドキンっ



悠仁の目があまりにも
真剣で…。



「内田結衣さん。」

「は、はぃ。」

「俺の嫁になってください。」

「っ。」

「俺の傍に一生いて欲しい。」



泣きそう…。



「俺は結衣に俺の一生を
　捧げる。」

「悠…仁。」

「何泣いてんだよ。」

「ふぇ…っ…。」



嬉しすぎて。



嬉しすぎて…。