相伴って比例するイケナイ関係
落ち着いた優しい声の秋
そんな声を聞いたら、また苦しくなって…何も言えなくて…
『ゆや?』
「…………グスッ」
『泣いてるのか…?』
「…う…っ…ち、ちが…う」
必死に秋にさとられないように声を出すのに…
『嘘つくなよ…』
「っ!」
そんなの秋には、通用しなくて……
「…うっ」
『……』
つい、電話越しに涙を流せば…秋が言う
『今、どこ?』
「…え…が、…こう?」
『学校か…なら、いつも待ち合わせする公園に来い。今から行くから」
その台詞に私の身体は固まる
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