キミに捧げる初雪
「さあ、ここだよ」



そいつは、にこりと微笑むと獲物を手放した。



それは、ふわふわと舞い上がり、自ら箱の中へ入っていく。



「次の入れ物が見つかるまで、休んでいてね」



そいつは、それを優しく撫でる。



2つの魂は、頷くように震えた。



ぱたん、と蓋が閉じられる。




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