キミに捧げる初雪
「レ…ン…」



雪子がオレに手を伸ばす。



オレの腕に触れようとした雪子の手が…





通り抜けた。





オレは自分の手のひらを見つめた。



透き通った手のひらから、雪子のうろたえた顔が見えた。



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