使い捨て親友童話
「季節が違うよね、シチューって冬だよね、今夏ばりに暑いのに」
茂木凜の発言にウケると羽賀未来たちが笑います。茂木凜も笑います。
それはあなたがよく言っていたことなのに、茂木凜が自分の発言のように言います。
前から彼女にはそういう節がありました。
オウムみたいに聞いたままを反復しますし、九官鳥のように誰かの言葉を繰り返します。
あなたは短気というかまだ思春期の成長途中なので、結構ムカつきました。
だって、あなたのキャラクターを真似されているみたいで嫌です。