6 L O V E .



「あ?」



俺はバカにされたのが癪で、つい低い声を出した。



「・・・ごめん!そんな怖い顔しないでよ」






「俺は、真剣に、「嬉しかったよ」


唐突に遮られた、俺の言葉。

俺に向けられた、キレイな笑顔があの壊れそうな笑顔を上書きしていく。




「ちゃんと言ってくれて、嬉しかった。だってね、夢みたいなんだもんっ」



そう言うと、ぎゅっとリカさんは抱きついてきた。


< 148 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop