紅の悲しき歌姫。
「‥‥んだ、お前。礼くらい言えねーのか」
「‥‥‥別に。」
まるで答えになってない私の言い方に苛々したのか、彼は「‥‥生意気な女。」と、言い捨てた。
私はあえて聞こえないフリをして目的の公園に向かった。
ジンジンする手の平を早く水で消毒したい。
本当はマキロンで消毒した方が良いんだろうけど私はそんなの持ってないし、水で我慢。
「‥‥おい!女!」
‥‥‥おい!女!って‥‥。
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