オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編
二人の総長



さっさと会って、早く帰ろう。


そう考えて、電話の後、車を飛ばして竜の家へ行った。


「悪いな。わざわざ来てもらってさ」


玄関で竜が出迎えると、家の中へ案内してくれる。


「一体、誰なんだよ」


美優は、竜の家が相当珍しいらしく、オレたちの会話はそっちのけで、家を見回していた。


「それがさ、勇人の話しをしたら、ぜひとも挨拶をしたいって言うから」


「挨拶?」


竜は、少しニヤっとすると、奥の部屋の前で止まった。


「ここ」




< 12 / 126 >

この作品をシェア

pagetop